2011年2月20日日曜日

昔飼ってたイヌについて

今回も全くのオチなし。記憶を記録にとどめる内容。

昔、南極物語っていう映画が流行った。
南極に観測隊が置いていった犬ぞりのイヌのタロウとジロウっていうイヌが
冬の間生き延びてほにょほにゃっていう物語。

そんな流行ものにはつられないクマー!って思ったのを強烈に覚えてるのですが
私じゃない誰かが見事につられて、雑種柴イヌをもらってきてイヌを飼いはじめました。
だってもらってきちゃったもんはしょうがないじゃんねぇ。

一般的なアレ通り、見事に阿呆なイヌで、それがまた可愛くて
あたまなでてあたまなでてあたまなでてあたまなでてあたまなでてあたまなでてあたまなでて!
とへっへいってるイヌでした。

毎日1時間ぐらい散歩して、とにかく散歩して
でも実はあんまりさんぽ好きじゃなくて
狭い狭い庭を駆け回るのが大好きで。
庭に柵つけて庭は全部イヌのものになってました。

車に載せてみたこともあるけど、酔ったみたいでどうにもこうにもなかんじで。
二度と載せませんでした。


お手はできたけど、それ以外のしつけは
覚えても3日持たない。。。ぐらいの賢さで、
芸は何もできないし、力だけは強かったけど
もともとヘタレな性格で10歳を過ぎた頃には散歩してもこっちが抱えて帰ってくるみたいな。


それでも時々逃げ出したりして、
3回逃げ出した記憶があります。
6車線ある道路を超えて2キロ先の家に保護されてたこととか
思い出します。未だにどーやって道わたったのかわからないです。
あと、どうやってみつけたのかも。
結構必死で探したもんです。


20歳を過ぎた頃、右目が見えなくなってしまい、
だんだん元気がなくなって
続いて右足が動かなくなって
まっすぐ歩けなくなってしまいました。

散歩にもいけなくなって、
歩こうにも支えがいるし、支えてもどんどん足が弱い右に右に行ってしまうので
庭を一周できるように
全面板を貼ってぐるっと一周できるようにしてました。
それが望んだところかどうかはよくわからんのですが。。

そうなってしまって半年ぐらいで冬が来て、
体温がうまく維持できないのか、
夜になるとキューキュー鳴くようになりました。
人がついててあげると安心するのかあきらめるのか鳴くのをやめるので、
家中の布団かけてあげるようにして
小屋も寒いので人間はいれるぐらいのダンボールハウスみたいにして
中で寝るまでついててあげる。。みたいな生活を何日も何日もしてました。

でも鳴き声はだんだん訴える感じにななるし、
鳴く時間は増えるし、家族で常についててあげるには限界があるし、
ご近所さんにはあんまり評判よくなかったみたいで
朝起きたら自分じゃ立ち上がれないのに
家の外に離されててヨロヨロあるいてたりとかして
そんでますますついててあげたりとか、しました。

自分で歩けなくなって1年目ぐらいに鳴き声が優しい感じに変わり
それから3日目に静かに静かに亡くなりました。
21歳になる直前ぐらいだった様に思います。

そのときは母が泣いて泣いて、
3日後に庭に埋葬しました。
私自身も何度か思い出しては泣いてたように思います。

アホで、アホで、可愛くて、ちょっとずるっこくて
いい悪いでいったらすごく悪い子で
楽しかった!よりもなんか苦労したなーばっかり覚えてるけど
それでも、ありがとう、と言いたいという想いを
忘れる前に書き留めておこうと思ったのでした。

ありがとう。

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