2010年11月20日土曜日

リアルGeoHexにいってきました!

Togetter - 「リアルGeoHexを探せ!」に登場する
毛馬(けま)にあるリアルGeoHex淀川大堰(よどがわおおぜき)を見てきました。

Wikipediaの淀川大堰の項目には
淀川大堰へは阪急千里線・柴島駅(くにじまえき)で下車するか、自動車では阪神高速12号守口線・長柄出入口下車が最寄となる。

と書かれているのですが、
地図でみて1kmぐらいありそうだし、ヘタレなのでもっと近いのを探したところ
大阪市バスの37番がすぐ近くを通る事を発見しました。
大阪市交通局のバスのページは天才的に分かりにくいデザインになっていて
ホームページにある路線図ではその路線が確認できず、
PDFの路線図乗り場案内
ようやくたどり着けたのでした。

大阪駅前のバス乗り場
これに写っている緑っぽいバスに乗っていきます。

大阪駅前のバス乗り場は、乗り場案内ではオープンスペースっぽいですが
上に建物が建っていて、二階にちまちまお店があります。
わりと寂れてて、コインロッカー探してるときはいくといいと思うよ。

バス停。37番井高野車庫前行き


途中全部省いて、15分ほどで長柄橋北詰バス停に到着。
右も左も何にも無いとこで、ちょっとビビる。

左(北東)側


右(西南)側

本当に何も無い上に、この高くなってる道路が邪魔で周りが全然見えない。

そこでこんな風に歩くのですが...

トンネル
歩いていいか迷ってたらおっちゃんがスタスタ入っていったので
ついていきました。

明かりの向こうにはHex!とおもいきや、まだ土手。

道もないのでのぼることに。
上に橋っぽいのがみえる!


登りきると
淀川大堤!
最初に思ったのはただただ「でかい」そんだけです。

写真ではスケール感がすごく分かりにくいのですが、
堤の高さは4階か5階建てのビルくらいあります。

さらにこのすぐ下流側には橋となんかのパイプが合計3本通っていて
それぞれ鉄橋なもんでとても巨大感にあふれる場所です。
橋マニアは好きかもしれません。
写真下部にHexが!黒いのは石っぽい。
もうこの目下にはHexが広がっています。

あと、Hexの上でバーベキューしてる団体が見えます。

この時点で「でかい」と何回思ったか...。
せいぜい数人乗れるくらいだろうと思っていたHexひとつに
余裕で15〜16人がバーベキューしてスカスカというサイズ。でかい。。


そしてついにHexの大地に立つ!
でかすぎてよくわかりませんがな。。



気を取り直して、観察してみましょう。
Hexはコンクリの淵で6角形がつくってあって
その中に入っているか、かぶせてある物が3種類ぐらいあるようです。

黒い石のHex、茶色っぽい石のHex、草のHex

黒っぽい石は形も大きさもバラバラ。
固定もされてなくて、礫石っぽいので、大きい写真だと河原で撮ったもの
といっても通じるでしょう。

茶色っぽい石は整然と並んでいます。
サイズはだいたい30センチ四方になっているようです。

これも固定はされていないようですが
さすがに掘り返すのは怒られそうなのでがまんしました。


そして4番目のタイプ。土に石が埋まっています。
これらの差が何なのか私には分かりません。

Hexのサイズは一片5m20cmほど。

Hexの構造のコンクリはちょうど1m。
大きいわけです。


ふらふらする間にきになるアレも発見。
きになるアレ


ふ、古い。
もう壊れそうなくらいぼろぼろ。


ふたのマークは大阪市のもの。

もういっこきになるアレ

影が。。


これまた3階建てのビルくらいあって、最初に大堤が見えた写真にも写っています。
写真ではスケールがよく分からないのですが
この塔の手前側のすこし色がついている部分で
大人の頭より上ぐらいの大きさです。
(よくみると塔の左側の奥に自転車に乗っている人が見えます。

とにかく、でかい。


Hexは地上で見るとこのへんで唐突に終わっているように見えます。
このへん。

地上で見てよくわかったのは、
6角形はYの字型のモジュール(?)を3つ組み合わせて作ってあることです。
6辺の各真ん中で分かれていて、継ぎ目があります。
GoogleMapでも拡大すると少し見える箇所があります。


しかしこの端はその継ぎ目も無視して作られていて、
よほどこのサイズにしなければならない何かがあった。。のかもしれません。



ここまでに文字が出てきたのは、大阪市のマークの気になるアレの
横にくっついていた「止水栓」のみ。
まだなんだか分からない私。


さて、気になるものその2に似た塔が上流側にもう一つあったので
そちらに向かってみました。


まわりは草ぼうぼうというほか表現しようがない状態。

しかしその途中のここで、何となくヒントを発見。

監視カメラ...じゃなくてこれは取水口ですね。

監視カメラは人の監視をしてるのかと思いきや
水量の監視が主なようです。

このわきに1979年竣工のプレートがありました。
やっと文字にであえた!


きになる塔その2は何も無く空振り。
どうしようもないくらい、塔。
あいかわらず文字なし。ちょっとボロい。

監視カメラ。
あー、川の様子でも見てるんだなー
って思ってました。

この周辺で私の行く手を阻むやたら育ちのいい草。
一番背が高いのは3mぐらいありました。

ふと川をみるとこんな管が。
このときはなんだか分からなかったけど、これもヒントになりました。

この辺です。

さて、このHexはいったい何者なのか。。次に続く...

2010年11月6日土曜日

GeoHex拡張のまえにおさらい

GeoHexのどこかを拡張する話があるのですが、
正直中身や周辺の理屈を理解しているわけではないので
現状を考えてみました。

GeoHexのコードと呼んでいる文字列、"quhO0cp" などは、
レベル(=Hexのサイズ)文字列に続けて、
赤道を軸とした斜交座標系 [wikipedia] の交点を示すXY座標を
60進数に変換した値を表しています。

六角形はこの交点を中心に平面充填していきます。
(とりあえず地球の球面上での境界条件を無視して進めます)

図はフリーハンドです。すみません。。。



一つ大きなレベルでは六角形は一つ小さくなり、
XYの座標軸はもとのレベルのXY軸の間に入ります。





このとき、同じXY座標をもつHexはレベルが一つあがると
XとYの値に2をかけた物になります。
例えば、
level 16で 37502/-13386 のHexと同じXY座標の
level 17のHexは75004/-26772となります。
75004 = 37502*2、
-13386 = -26772
です。


さて、斜交座標と、レベルとは別に、
隣接Hexについて考えてみます。

通常の直交座標(普通のXY軸)では




こうなるもので、考えるまでもないのですが
斜交座標のHexでは次のようになります。





この、隣接するHexの数値は相対的に固定であり、
どこのHexを取り出しても同じことが言えます。

つまり、XY座標がわかると、
* 同じXYの交点を中心に持つそれ以上のLevelのHexのXY座標
が分かり、さらに
* 自分の周辺のHexのXY座標
* 同じ交点を中心に持つHexのXY座標
も簡単な加減算で求めることができます。
さらに、
* 小さなレベルと同じ交点を共有する場合そのXY座標
もわかります。

個数を数えてみると、
レベル差1では中心+周辺6つのHexで合計7つ、
レベル差2ではそのさらに周辺12で合計19のHexについて
簡単な計算でXY座標を求めることができます。
これはつまり、小さなレベル(大きなHex)とXY座標を共有しているHexでは
大きなHexはそのまま
それよりも大きなレベル(小さなHex)の複数のHexのインデックスになっており、
1つのインデックスで19個のHexを表すとは、
あるレベルでのXYに対して、
それと同じ交点を座標に持つ二つ小さなレベル(大きなHex)が
GeoHex的に存在していなくても
ある物とするコード、ではないかと思ったのでした。




緑が現状のGeoHexでは存在していないHex(インデックス?)